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第9回・fuie studio Tokyo 囲碁ゲストマッチを開催しました

12月6日(火)に第9回・fuie studio Tokyo ゲストマッチを開催しました。

今回のゲストは穂坂繭三段です。穂坂三段は各棋戦に参加するだけでなく、西荻窪にて囲碁将棋スペース棋樂を運営されています。

 

結果は牛山の黒番5目勝ちとなりました。序盤から黒がペースを掴み、終盤に白が猛追したものの逃げ切っての勝利となりました。囲碁ゲストマッチは牛山の4勝5敗となりました。

 

こちらの記事では当日の様子を紹介します。 

 *棋譜の手順は以下URLをクリックしてください。(247手まで)

https://gokifu.net/t2.php?s=8391670732064226

 

※次の第10回はと12月20日頃を予定しています。相手は山城宏九段です。


1〜50手目まで

白1で目外し、黒2で天元というユニークな形で対局がスタート。白27は「網走スベリ」とも呼ばれる変わった手。黒が対応を誤ると白がポイントを上げられる場面でしたが、実戦の黒28は悪くない対応とのこと。

 

白33,47と積極的に打ち込んでいき、黒はどちらも鉄柱で手堅く打つ展開になりました。中盤以降の戦い次第ではありますが、黒が少し打ちやすそうな布石です。


51〜100手目まで

黒60が厳しい攻めでした。これで上辺の白は相当困っています。

しかし「黒84は決め手を逃していた」と穂坂三段からのコメント。ここでは上辺の白を分断したほうがよかったようです(白87のあたりに打つなど)。実戦では白が連絡できて一段落。

以降はヨセ勝負になっていきます。


101〜200手目まで

101手目からは終盤戦へ。お互いの境界線を決めるやりとりをしています。

全体的に白の方が得しているようです。白5や11、13など、価値の大きそうな場所に打てています。

 

ただ各所でポイントを上げたことで白が黒を追い抜くかと思いましたが、序盤から中盤で黒がリードしていたこともあり、逆転には至りませんでした。

結果は黒番の牛山が5目勝ちとなりました。


対局後、穂坂三段にはfuieのミニ行灯型(ASA)を購入いただきました。ありがとうございます。

ぜひご自宅や棋樂さんで使ってください。


最終局は12月20日頃を予定

最終局となる第10回は山城宏九段がゲストです。12月20日頃を予定しています。

今回を加えて4勝5敗となりました。最終局で勝てばイーブンですので、牛山も気合が入っていることでしょう。どんな一局になるのか楽しみです!

 

対局の観戦も自由ですので、気軽にご来店ください。

穂坂三段、今回はありがとうございました! 

 

*囲碁ゲストマッチとは

当店は日本らしさである「和」を大切にしており、空気清浄機fuieの販売だけでなく、「和」をテーマにした各企画を運営しています。

【fuie studio Tokyo 囲碁ゲストマッチ】は、日本の伝統文化である「囲碁」に焦点を当てた企画で、当店スタッフの牛山(アマ六段)が、プロ棋士に3子局のハンデで挑戦しています。